本当に必要なの?
防水工事って、特に鉄筋コンクリート構造物においては定期的な防水工事が必要になってきます。
漏水は建物内部に損害をもたらすだけでなく、建物の耐久性能が著しく低下し始めます。
その他にも、住宅の屋根・外壁・ベランダなど、雨や水の浸入の可能性がある部分には防水工事を行ないましょう。
コンクリートはアルカリ性なのですが、空気や水と反応して中性化してしまいます。
そうなると骨抜きになったようにボロボロのコンクリートになり、建物の強度自体も弱くなってしまいます。
一度中性化したら、強度を維持する事は困難になります。
防水工事をしないと、こんなリスクが?!
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建物の劣化
建物は風雨、光、熱、地震などの自然要因によって劣化します。
建物を雨から守っている「防水層」も同じく経年により劣化します。 -
雨漏れ
防水による保護がなくなると雨水がひび割れなどから内部に侵入し、
雨漏れが起きてしまいます。 -
最悪は倒壊の恐れも
建物が劣化すると、
構造自体が脆くなります。
その為、地震などの揺れに耐えきれず建物が倒壊する恐れがあります。
防水チェックリスト
“ 1つ ”でも当てはまったら防水工事が必要
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10年以上防水工事をしていない。
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チョーキング現象(触ると色がつく)が起きている。
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外壁にクラック(ひび割れ)が見られる。
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目地のシーリングが痩せ、ひび割れ・破断している。
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防水層が剥がれて下地が露出している。
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防水層に膨れ、破断が見られる。
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室内に雨染みが見られる。
防水の種類・特徴
防水の種類と性質を知って、適切な施工を頼みませんか?
耐久年数 | 金額 / ㎡ | メリット × デメリット | ||
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1 | 塩ビシート防水 | 10年〜20年 | 5,000円〜10,000円 |
〈メリット〉
〈デメリット〉
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2 | ウレタン塗膜防水 | 8年〜15年 | 4,500円〜8,500円 |
〈メリット〉
〈デメリット〉
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3 | ゴムシート防水 | 10年〜15年 | 4,500円〜8,000円 |
〈メリット〉
〈デメリット〉
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4 | FRP防水 | 10年〜15年 | 6,000円〜9,000円 |
〈メリット〉
〈デメリット〉
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5 | アスファルト防水 | 15年〜25年 | 8,000円〜13,000円 |
〈メリット〉
〈デメリット〉
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工事の流れ(ウレタン塗膜防水)
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STEP01
仮設足場工事(必要に応じて)
安全な施工の為に足場を設置し、メッシュシートを張ります。
足場と家との間には十分なスペースが必要になりますが、 近隣との距離が近い場合は承諾を得た上で、隣地に足場を組ませて頂く場合もあります。
足場を組む際は、多くの部材を運び込みます。また、組立ての際に音もしますので、近隣にお住まいの皆様への配慮を忘れずに行います。 -
STEP02
高圧水洗浄
プロ仕様のバイオ高圧洗浄機で、汚れや苔などをしっかりと取り除きます。
浮きやハガレなどの密着不良を防ぐ為、防水本来の効果を発揮させるためにもとても重要な作業ですので、丁寧に行っていきます。 -
STEP03
下地処理
劣化の激しい部分は必要に応じて撤去し、表面のゴミや砂を取り除きます。
カチオン系モルタル材で下地調整・欠損部補修をおこなっていきます。
下地に凸凹が残っていると、防水工事後に亀裂や膨れが生じてしまうので、重要な作業となります。 -
STEP04
プライマー塗布・通気緩衝シート貼り(通気緩衝工法)
通気緩衝シートを貼るためのプライマー(接着剤)を塗布していきます。
プライマー乾燥後、通気緩衝シートを貼っていきます。
通気緩衝シートは、幅が1メートルなので、広い屋上ではジョイント(継ぎ目)ができてしまいます。
ジョイントに専用テープを貼って、シートの端もウレタン部分が壊れないように補強用クロスを入れて保護します。プライマー塗布(密着工法)
専用プライマーを塗布していきます。防水材・下地との接着剤の役割をしています。プライマーがないとすぐに剥がれてしまうので、慎重にムラなく全体に塗布していきます。
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STEP05
ウレタン塗膜防水一層目・二層目・トップコート塗布
【ウレタン塗膜防水一層目・二層目】
ローラーやコテを使用し、立ち上がり・平場に、一層目の防水材を規定量塗布していきます。
防水材が硬化後、一層目と同様、立ち上がり・平場に防水材を規定量塗布していきます。本来の防水効果を発揮させるため、既定の厚みを均一(平滑)に塗布していきます。
【トップコート塗布】
表面保護塗料を全体にムラなく塗布していきます。
雨風や紫外線による劣化を防ぐ役割を持っています。
知らない方も多いと思いますが、本来の防水効果を保つ為5年に1度トップコートの塗り替えは必須となります。 -
STEP06
点検・タッチアップ
全ての工程が終わり次第、傷や施工不良がないか確認します。
見落としの無いよう、最善の注意をはらって確認します。
確認が終わり次第最終清掃を行います。 -
STEP07
足場解体清掃
仕上がった防水面を傷つけないよう配慮しながら解体していきます。
解体が終わりましたら家周り、現場周辺の清掃をおこないます。 -
STEP08
完成
ウレタン塗膜防水工事の場合、工期は約4日~8日ほどになります。
天候によって工期が前後する場合があります。
美しく生まれ変わった美貌をご覧ください!!
工事の流れ(塩ビシート防水)
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STEP01
仮設足場工事(必要に応じて)
安全な施工の為に足場を設置し、メッシュシートを張ります。
足場と家との間には十分なスペースが必要になりますが、 近隣との距離が近い場合は承諾を得た上で、隣地に足場を組ませて頂く場合もあります。
足場を組む際は、多くの部材を運び込みます。また、組立ての際に音もしますので、近隣にお住まいの皆様への配慮を忘れずに行います。 -
STEP02
既存防水層撤去
必要に応じて劣化部の撤去を行っていきます。
漏水のリスクを避けるため、全面撤去が必要ない機械固定工法(かぶせ張り)を推奨しております。
撤去後は仮防水材を塗布し、安全な状況を確保します。 -
STEP03
下地処理
劣化の激しい部分は必要に応じて撤去し、表面のゴミや砂を取り除きます。
カチオン系モルタル材で下地調整・欠損部補修をおこなっていきます。
下地に凸凹が残っていると、防水工事後に亀裂や膨れが生じてしまうので、重要な作業となります。 -
STEP04
絶縁緩衝シート敷込
絶縁緩衝シートを防水面全面にしわ、膨れのないよう敷き込んでいきジョイント部にテープを貼っていきます。
湿気を逃し、下地の不陸を緩和する働きがあります。
絶縁するということは床とシート防水を密着させないので、建物の揺れにも防水層が引っ張られることが無いのと、下地との密着を気にする必要が無いので膨れや破断等が起こりにくくなります。 -
STEP05
固定金具(ディスク・鋼板)取付
固定金具は、シートの割付や風荷重を考慮して取り付けます。
樹脂アンカーやビスは、適正な引き抜き強度を有することが重要です。 -
STEP06
塩ビシート張り
塩ビシートを敷き込みます。通気緩衝シートと同じく防水面全面に敷き込みます。
シートはたるみや歪みが残らないよう、固定金具に溶剤溶着または熱融着をしていきます。
シート接合部(接合幅は40mm以上)を溶剤溶着又は熱融着で接合します。
接合後点検をし、不良個所を補修します。 -
STEP07
役物処理・端末処理
シート張り後、塩ビシート用改修ドレンや出隅・入隅などに成型役物を熱融着していきます。
全ての接合部を点検をし、不良個所を補修した後、端部処理用液状シール材を使用し接合端部に充填していきます。 -
STEP08
点検・清掃
全ての工程が終わり次第、傷や施工不良がないか確認します。
見落としの無いよう、最善の注意をはらって確認します。
確認が終わり次第最終清掃を行います。 -
STEP09
足場解体清掃
仕上がった防水面を傷つけないよう配慮しながら解体していきます。
解体が終わりましたら家周り・現場周辺の清掃をおこないます。 -
STEP10
点検・清掃
塩ビシート防水の場合、工期は約6日~8日ほどになります。
天候によって工期が前後する場合があります。
美しく生まれ変わった美貌をご覧ください!!
工事の流れ(塩ビシート防水)
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STEP01
仮設足場工事(必要に応じて)
安全な施工の為に足場を設置し、メッシュシートを張ります。
足場と家との間には十分なスペースが必要になりますが、 近隣との距離が近い場合は承諾を得た上で、隣地に足場を組ませて頂く場合もあります。
足場を組む際は、多くの部材を運び込みます。また、組立ての際に音もしますので、近隣にお住まいの皆様への配慮を忘れずに行います。 -
STEP02
高圧水洗浄
プロ仕様のバイオ高圧洗浄機で汚れや苔などをしっかりと取り除きます。
高圧水洗浄で落ちない汚れは、溶剤(アセトン)を使用して拭き取ります。
浮きやハガレなどの密着不良を防ぐ為、防水本来の効果を発揮させるためにもとても重要な作業ですので、丁寧に行っていきます。 -
STEP03
下地処理
劣化の激しい部分は必要に応じて撤去し、表面のゴミや砂を取り除きます。
カチオン系モルタル材で下地調整・欠損部補修をおこなっていきます。
下地に凸凹が残っていると、防水工事後に亀裂や膨れが生じてしまうので、重要な作業となります。 -
STEP04
プライマー塗布
専用プライマーを塗布していきます。防水材・下地との接着剤の役割をしています。
プライマーがないとすぐに剥がれてしまうので、慎重にムラなく全体に塗布していきます。
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STEP05
ガラスマット積層
ガラスマットに規定量のFRP樹脂を塗布し、しっかり含浸させます。
含浸させた後脱泡処理(ガラスマットの中に入った空気を抜く作業)を行っていきます。
FRP樹脂は速乾性なので、脱泡処理にもたついていると硬化し凸凹ができたり、本来の防水効果を発揮できない為、熟練した技術、経験を要します。
※必要に応じてこの工程を2度行います。 -
STEP06
トップコート塗布
表面保護塗料を全体にムラなく塗布していきます。
雨風や紫外線による劣化を防ぐ役割を持っています。
知らない方も多いと思いますが、本来の防水効果を保つ為5年に1度トップコートの塗り替えは必須となります。 -
STEP07
点検・清掃
全ての工程が終わり次第、傷や施工不良がないか確認します。
見落としの無いよう、最善の注意をはらって確認します。
確認が終わり次第最終清掃を行います。 -
STEP08
足場解体清掃
全ての工程が終わり次第、傷や施工不良がないか確認します。
見落としの無いよう、最善の注意をはらって確認します。
確認が終わり次第最終清掃をを行います。 -
STEP09
完成
FRP防水工事の場合、工期は約1日~3日ほどになります。
天候によって工期が前後する場合があります。
美しく生まれ変わった美貌をご覧ください!! -
STEP10
点検・清掃
塩ビシート防水の場合、工期は約6日~8日ほどになります。
天候によって工期が前後する場合があります。
美しく生まれ変わった美貌をご覧ください!!