本当に必要なの?
内装工事って、劣化や老朽化が見られた箇所を、新築と同程度の状態まで戻すための工事と、今よりもさらに住みやすい住環境を目指すために行う工事です。
例えば、家族構成やライフスタイルに合わせて、開放感のある間取りやデザインを一新したり、キッチン・浴室・トイレなどを最新機能のものにすることによって、快適さや家事効率を高めることができます。
付加価値を増大させることで、そこから“新しい住まい”を再構築していきます。
床工事について
傷・汚れ・亀裂などが目立ちはじめた頃がリフォーム時です。
目安としては8年~10数年です。
床材としては「クッションフロア」「フロアタイル」「タイルカーペット」「カーペット」「フローリング」「畳」などがあります。
クッションフロアは塩化ビニル系のシート状床材です。
面にプリント印刷され、裏打ちに不織布やビニール層を使用し、中間に発泡層、表面に透明ビニールを積層し、凹凸をつけて仕上げられています。
表面の凹凸により滑りにくいので、台所やトイレなど水廻りによく使われています。
フローリングより弾力性があり、関節への衝撃を減らすこともできます。
クッションフロアはプリント柄の種類が多く、WOOD系(オーク・メイプル・チェリー・パイン等々)、STONE系(大理石・テラコッタ・ミカゲ・サンドストーン・グレインタイル・ビアンコ・モザイク等々)、無地・パターンなどがあり種類豊富です。
ペット対応の「消臭機能付き・すべりにくい・傷つきにくい」クッションフロアもあります。
クロスについて
クロスは、天井・壁などの仕上げ材として使われる薄い布製の装飾用壁紙のことです。
ほとんどは布でできていますが、ビニール製・プラスチック製のものも多くでまわっています。
クロスの張り替え時期は約5~10年といわれており、汚れや傷みが目立ってきたら新しいクロスに張り替えたほうがよいでしょう。
最近では、機能性の高いクロスが注目されています。
クロスが持つ機能の一例としては、次のようなものがあります。
・汚れ防止、抗菌
・耐久性
・消臭性
・調湿性
また、子供のいる家で人気のチョークで自由にお絵かきができる「黒板クロス」もあります。
ダイニングキッチンに取り入れてカフェ風に用いるもよし、子ども部屋やリビングに取り入れてお絵かきスペースにするもよし。壁の可能性を広げるクロスです。
水廻りついて
築年数が経つと、お風呂・キッチン・トイレなど水まわりの劣化や老朽化が進んできます。
一般的に、水まわりのリフォームのタイミングは15~25年といわれています。
なお、水まわりのリフォームの時期の目安は、劣化によるものだけではありません。
築15年を過ぎる頃には、浴室内ではカビが目立つようになったり、キッチンでは汚れや不便さが気になったりし始めます。
設備は使えるものの、快適に使用できなくなったと感じた時はリフォームのタイミングになります。
使いやすさや収納力にこだわったキッチン設備の交換から、家事効率を格段に高める対面式やアイランドキッチンへのレイアウト変更など、さまざまな理想を実現することができます。
お勧めのキッチンタイプや最新機能を参考に、スムーズな空間を実現しましょう。
省エネついて
エコで快適な暮らしをご提供できるよう、省エネリフォームをオススメしております。
建物の構造、内装、設備の老朽化や家族構成、ライフスタイルの変化などリフォームのきっかけはさまざまですが、環境にやさしい住まいを目指し、「省エネリフォーム」を実施する人が増えています。
省エネリフォームの実施により、環境負荷の低減やエネルギー使用量の削減による省コストだけでなく、快適性や耐久性の向上など、さまざまな効果が期待できます。
・環境負荷の低減
エネルギーの使用による二酸化炭素(CO2)の排出量が減って、環境に優しい生活ができます。
・健康的な住まいの実現
断熱化と気密化によって、カビやダニが繁殖しにくくなります。また、部屋間や部屋内の温度差によるストレス(ヒートショック)を和らげることができます。
・耐久性の向上
結露による木材などの腐朽や建材の劣化を防ぐことにより、住宅の耐久性が向上し長持ちします。
・省コストの実現
これまでよりも冷暖房の効きが良くなって、光熱費の削減に繋がります。
・快適性の向上
住宅の断熱性や気密性を高めることにより、部屋間や部屋内の温度差が小さくなるため、家全体が快適な環境になります。
バリアフリーついて
廊下や玄関、水まわりなどに手すりを設置したり、玄関や室内の段差の解消・スロープ化。
浴室やトイレを広くしたり、滑りにくい床にするなど、危険や負担を解消してバリアフリー化することを指します。
移動の際の転倒防止や、つかまり立ちができるよう、手すりの設置を行いましょう。手すり設置は比較的簡単にできるバリアフリーリフォームです。
主な設置場所は、トイレや浴室、玄関、廊下などです。
取り付ける場所によって、手すりの形状や施工方法、かかる費用も異なります。